学内講座コード:18A1611801
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
家族の諸相―日本の近代短編小説から
申し込み締切:
2018年05月10日 (木) 23:30
開催日時:
5月11日(金)、 5月18日(金)、 5月25日(金)、 6月 1日(金)、 6月 8日(金)、 6月15日(金)、 6月22日(金)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
11,000円
定員:
30名
講座回数:
7回
講座区分:
前期
その他:
9900(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
わたしたちは、意識的に家族を作らないでいることはできるが、家族の一員でないことはできない。息子であったり、娘であったり、兄であったり、姉であったりすることから、誰も逃れることはできない。その意味で、家族はわたしたちの共有する主題であり、だからこそ、日本の近代文学もこの主題にこだわってきた。この講座では、前回の講座に引き続き、樋口一葉、国木田独歩など明治大正期の作家から、戦後(現代)の作家に及ぶ短編小説を通して、家族をめぐる様々な問題を考えたい。
【講座スケジュール】
第1回 5月11日(金) 「家」の中の妻
詳細:樋口一葉『十三夜』を読みながら、家父長制のなかでの「妻」の姿をみる。
第2回 5月18日(金) 孤児
詳細:国木田独歩『少年の悲哀』を通して、「孤児」について考える。
第3回 5月25日(金) 嫁と姑
詳細:「嫁と姑」という主題を、幸田文『雛』から読み解く。
第4回 6月 1日(金) 姉と弟
詳細:森?外『山椒大夫』を「姉と弟」という視点から読む。
第5回 6月 8日(金) 夫婦
詳細:太宰治『桜桃』を読んで、太宰における「夫婦像」を概観する。
第6回 6月15日(金) 兄と弟
詳細:「兄と弟」をめぐる問題を、阿部昭『鵠沼西海岸』から考える。
第7回 6月22日(金) 家族の風景
詳細:重松清『すし喰いねえ』を通して、現在の家族の姿をみつめる。
名前 | 岩佐 壯四郎 |
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肩書き | 関東学院大学名誉教授 |
プロフィール | 早稲田大学大学院博士課程満期退学。博士(文学)。日本近代文学・比較文学の分野で研究活動を展開し、演劇批評も執筆している。『抱月のベル・エポック』でサントリー学芸賞を受賞。著書に『世紀末の自然主義』、『日本近代文学の断面1890-1920』『島村抱月の文芸批評と美学理論』等のほか、近著に『点景・昭和期の文学』がある。 |
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