学内講座コード:17B1612101
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
編集者が語る素顔の作家たち ― 遠藤周作
申し込み締切:
2017年11月10日 (金) 23:30
開催日時:
11月11日(土)、11月25日(土)/15:00~16:30
入学金:
-
受講料:
3,500円
定員:
50名
講座回数:
2回
講座区分:
数回もの
その他:
3100(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
講師は大学在学中より、遠藤周作編集長の『三田文学』で編集者の生活を始め、卒業後「新潮社」に入社。20 年在籍した後、出版社を設立し、その間、40 年以上にわたって、編集者として多くの作家たちに接し、仕事を続けてきました。最も身近に接した遠藤周作をはじめ、井伏鱒二、小林秀雄、大岡昇平、北杜夫、瀬戸内寂聴……。
今期は、遠藤周作を2 回にわたって取り上げます。彼は、没後20 年の今も多くの読者をもち、今年は代表作『沈黙』がハリウッド映画として世界配給されるなど、話題が尽きない作家です。
編集者ならではの視点から、作家たちの素顔と実像を語り、その作品世界を読み解く一助となる講座にしてみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回11月11日(土) 「遠藤周作の光と影 ― 賑やかな交友と創作の苦悩」
詳細:遠藤周作には、安岡章太郎、吉行淳之介、北杜夫など、文学仲間たちとの実に幅広い交友関係があった。その一方で、死と隣り合わせの病に苦しみ、信仰という重いテーマと向き合って呻吟する暗い影の顔があった。
文学仲間たちとの賑やかな交友から見えてくる遠藤周作の明るい一面と、
『沈黙』などの執筆活動の裏側を紹介しながら、作家の実像を浮き彫りにする。
第2回11月25日(土) 「遠藤周作と二人の女性 ― 母・郁とフランソワーズ」
詳細:遠藤周作にとって母親・郁の存在は極めて大きい。さらにフランス留学時代の初恋の相手、フランソワーズの存在も、彼の人と文学を理解するうえで、大きなものといえるだろう。
講師がかつてインタビューした妻・遠藤順子が義母・郁について語った言葉や、遠藤からフランソワーズにあてた手紙なども紹介しながら、二人の女性が作家に与えた影響をたどり、遠藤文学の一端を紐解く。
名前 | 宮島 正洋 |
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肩書き | 元新潮社編集者、アートデイズ編集長、日本手紙文化総合研究所理事長 |
プロフィール | 1974 年、慶應義塾大学フランス文学科卒業。大学在学中より遠藤周作編集長の『三田文学』で編集者として活動を始める。卒業と同時に新潮社に入社。いくつかの雑誌編集部を経て、社長直属のメディア室に移り、「新潮カセットブック」など新しい出版分野の開発に携わる。1992 年、新潮社を退社して出版社アートデイズを設立し、代表取締役・編集長となる。 |
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