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講座詳細情報

申し込み締切日:2021-10-15 / その他教養:日本史 / 学内講座コード:21119

近代日本を考えるヒント(その2)ー「歌」で歴史を読み解くー

主催:慶應義塾大学慶應義塾大学 オンライン(東京都)]
問合せ先:慶應義塾 三田オープンカレッジ事務局 TEL:03-6822-9370
開催日
10⽉9⽇、16⽇(土)
講座回数
4回(2回/1日×2日)
時間
13:00~16:15
講座区分
後期 
入学金
 - 
受講料
15,000円
定員
70
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

講座詳細

「歌は世につれ世は歌につれ」という言葉があります。「歌」は、時代を映す鏡と言えるかもしれません。そうであるなら、「歌」により歴史を繙くことができるのではないでしょうか。本講座は、そうした壮大で野心的ともいえる、あるいは無謀と表現した方がよい挑戦を、昭和の戦争の時代を射程に置いて試みるものです。
 この時代、人々が口ずさんだ「歌」、一般に「軍歌」と呼称されている「歌」から同時代の日本人の精神を読み解いていきます。「軍歌」と言うと、戦意昂揚のための「勇ましい歌」を想像しがちですが、皆さんは、そうした印象に捉われすぎていませんか。大衆の共鳴を生んだ「軍歌」は、「勇ましさ」より、どこか「哀愁」や「悲壮感」さえ漂うものです。「軍歌」の中で、敵はどのように描かれたのでしょうか?「軍歌」の中では、敵の打倒を目指して、何が、どのように歌われたのでしょうか?「軍歌」は、戦時下、時代が下るに従い、その内容を変化させたのでしょうか?他国のそれと比較すると何が見えてくるのでしょうか?これらの問題に切り込んでいきます。
 さらに、昭和の戦時下、国内に響き渡った「軍歌」は、敗戦とともにどのような運命を辿ったのでしょうか?その検証作業は、GHQ占領下、戦後日本に形成された言論空間の特徴を解き明かすことにもつながります。敗戦に伴い、政府により行われた検閲は撤廃され、日本国民は言論や思想の自由を獲得したと教えられてきましたが、そうした理解だけで十分なのでしょうか?「歌」が辿った運命を辿りながら、GHQ占領下の言論統制の実際にも迫っていきます。
 実際に「歌」を視聴してもらいます。時代の旅先案内人として解説を加えながら、履修者の皆さんを昭和の戦中戦後の時代へとお連れします。是非とも、同時代を追体験する「歴史旅行」の醍醐味を味わっていただきたいと思っています。

【スケジュール】
2021年10月09日(土)3限~4限(13:00~16:15) 主題:戦中戦後の言論統制について
説明:敗戦後、日本国民は戦前の抑圧から脱し、平和と民主主義の掛け声の下、言論と思想の自由を謳歌したと考えられ、教えられてきました。果たして、そうした理解だけでよいのでしょうか?

2021年10月16日(土)3限~4限(13:00~16:15) 主題:「軍歌」の検証とその辿った運命について
説明:昭和の戦時下、日本人なら誰もが耳にし、口ずさんだ「歌」を糸口に、歴史の内奥に切り込んでいきます。

備考

教 室 オンライン講座
形 式 レクチャー形式
キーワード 言論統制、国体の本義、国体明徴運動、海ゆかば、信時潔、露営の歌、暁に祈る、愛国行進曲、比島決戦の歌、お山の杉の子、GHQ
修了条件:全講座回数の4分の3以上の出席および担当教員による判定

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
 お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 玉井 清
肩書き 慶應義塾大学 法学部 教授
プロフィール 慶應義塾大学法学部教授(法学博士)。専攻:近代日本政治史(政治家、言論人、思想家、政党、選挙、メディア、プロパガンダ、を主対象とする歴史研究)。ハーバード大学(ライシャワー研究所、イェンチン研究所)、 中央研究院(台湾)、オックスフォード大学(日産・日本研究所)、各研究所の訪問研究員を歴任。 主要著作:『写真週報とその時代㊤㊦』(編著、慶應義塾大学出版、2017年)。『第1回普選と選挙ポスター・昭和初頭の選挙運動』(慶應義塾大学出版、2013年)。『原敬と立憲政友会』(慶應義塾大学出版、1999年)。『満州事変の衝撃』(共著・頸草書房、1995年)。『大麻唯男』(共著、櫻田会、1995年)。
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